今生きているこの瞬間
どこかで呼吸している何かに出逢う為に
misitia since2003
今日はRenjo Passを抜けて行きます
Passは道って意味
時々姿を消して不安にさせるけどちゃんとしたPass
この道は本当に雪が多かった
道も間違えやすくて、速攻道を間違えた
坂道に足を直角に刺しながら横へ進でたら
今日、出発したロッジで働く”テンジン”が
遠くで道を間違えとる私達を追って来てくれた
テンジン、何て速さなんやろう
もう見えない距離やし、彼はきっといい靴は履いて無かったと思う
本当に地元の民族シェルパの人達にはあっぱれや
一人で野宿出来る用意を持ったルーマニアの女の子もゆっくり後から付いて来る
彼女はとても静かに山と向き合っていてあまり笑ったりしない
苦しい登りが今日はずっと続いた
ルーマニヤ彼女とも何度も逢った
雪が多くて物凄く滑る
雪の積もった岩壁から30cm位突き出た坂道を横になって登ったら
5360mの頂上に着きました
そこで向こう側から登って来るフランス人のパーティに逢えて
ルーマニアの彼女ともチョコレートを食べた
ずっとここまで食べて無かったチョコレートは本当に美味しかった
ご褒美みたいに旦那さんはくれた
そこからは雪に埋もれた階段で、私達は滑る様に下って行きました
1つ目の湖の近くで彼女は泊まるとの事で
そこで初めてルーマニアの彼女から話しかけられて、ジリで拾った飴をくれた
何か凄く嬉しかった
ルーマニアの彼女は今日一晩一人でここに泊まって
2つ目の湖を越えた頃に雪も無くなって
目標のlungdhenをどっちか回りにずれて行ってしまっていて
地図にも載って無いAriaって所に到着してまって
ロッジは全部閉まっていたのですが
河の音が響く背の低い草が一杯生えた気持ちいい草原で
着いて来た犬もYAKに吼えてみたり楽しそうに走ったりしていた
向こう側に人が見えたので
フランス人の二コラは道を聞きに行ってくれたのだけれど
こっちからは見えないでっかい河があって、とても向こうの人と話せませんでした
仕方が無いのでその川沿いをずっとずっとずっとずっと
向こう岸のYAKの群れを眺めながら歩いて行くと
やっとlungdhenを過ぎた次の街Marulungに着けました
今日も物凄い山が街をぐるっと抱いていて
明日は元の道に戻るんだなって
この山が近くじゃ無くなる事が少し寂しく思いました
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