今生きているこの瞬間
どこかで呼吸している何かに出逢う為に
misitia since2003
ここから6っこ目の街に来ているそうです
有名なお坊さん、脚が悪いらしいんやけど
この厳しい山道をどうやって行くんやろう
3人の内2人はタイの人やら何とやら
小さなおばあちゃん達が忙しくしていて
そのRAMAに逢いに行くんだって
小さいおばあちゃんは
コンバースのハイカットの紐をしっかり締めて
早歩きで、私達は時々追い抜かれたり
追い越したりしながらどんどん進んで行きます
広くて落ち葉が沢山落ちる坂道を下って
つり橋を一緒に渡って
きっとお茶をご馳走してくれるつもりだったんだ
これから長く続く坂道を思うと私達はその御茶屋の前で丁寧に断って先に進もうとしたら、
とっても急いで私達に1つずつ飴をくれた 何だか凄く嬉しかった
ずっとずっと続く坂道はくねくねしていて
後ろを振り返ってもおばあちゃんは見え無かった
ただ歩いてるし、それは癖やから色々な事が頭を横切るんです
今まで自分が見て来た事、人と人との間で感じた事
どんどん前を歩いて行く彼の事、ふと高い所のせいかさあああああっと血の気が引く感触があって
ここが何処か解らなくなりそうになって、とても怖い気持ちになったんだけど
今をとにかく今を感じる様に言い聞かせました
今見えている事はもちろん過ぎて行く、でも今ある事は忘れたく無い
記憶力の低い私はよくノートに思った事を後から読む事は少ないけど書きとめておく
また忘れて次また感じる事が出来る、読めば思い出せる
でもそんな事も感じてられるのはこの道を歩く自分の心にまだ余裕があるんだな きっと
何も考えない様にしました
言葉に出来ない、でもとにかく私は歩き続けてるんです
石を叩く音が聞こえました
このあたりは石を使ったお家が多くてその石を割る音は他の街でも朝早くから聞こえていた
綺麗な高い音がリズムも持って聞こえて来る、木の葉の間から赤、緑、黄色、色が見えて
それはお寺の色だと直ぐ解った
凄く開けた街は左奥にお寺を持っている
直ぐに私達に話しかけて来た光沢の有る、紺色のチベットの衣装を着た女の人が
どうやってラマ達に挨拶するか教えてくれて、自然にお寺に居れる様に色々話してくれた
お寺に入るとその女の人が手招きしていて、その隣にあの小さなおばあちゃんが居た
何だか凄く安心出来て私はそこに胡座をかいた
神、参拝、なんて言葉より、皆のスターが来た感じ 会場はとても和やかな雰囲気で
チベットの言葉と英語で話すラマの話が終わると、チベタンブレットやチャイ、クッキーが配られ
病気の時に飲むんだって言う黄色い飲み物が配られ
ピーコックの羽が付いた仏具で頭の上をこつんとする、会場にいた全員がそれをやってもらう
最後にウイスキーなんかも皆に少しずつ配られた
私達も黄色い水、ウイスキーも手の平に入れてもらって一気に飲んだ
皆が帰り支度をし始めると一気に雨が降り始めて
今日その街は何処のホテルも一杯で、私達は隣の町まで歩いた
女のお坊さんが沢山住む町Debucheに到着です
何も考え無いって事を言葉では知っていたけど、今更知った
また忘れたりもするんやろなー!! はは
心は嘘も付けるけど体は本当に正直だ
体は素直よのう~ ごめん遊ばせってなもんで
後、脚の悪いラマはミコシみたいに担がれて来たみたいです
ドーナツめっちゃうまかった
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